「もうすぐ作品展なんだよな…」作業がなかなか進まないRくん。作品の出来上がりはイメージできている様子ですし、やりたくないわけでもなさそう。
「ちょっと遊んでくる。」
その後もどってきて、「やるか…」おもむろに広告の剣づくり。どうやら組み立てるのはいいけれど剣づくりが苦手な様子。しばらく紙をぴらぴらさせながら2本つくるまでに30分ほど、「あと5本…」
しばらくして、「あっ!!」急に顔つきが変わり側にあった剣を広告の上に置き軸にしてクルクル!と紙を巻きだしました。丸め初めが難しいのです。「これいい!」とすぐに「みてて!こうやって…」と話しながらものの10分ほどで残り5本完成。
本人も大満足!!これで作業終了と言い出すのでは?と思うほど(笑)
でも、ちゃんとその後も作業は続き、剣をボンドで止めて板状にしたため固くて曲げられなかったものを机の角を使ってきれいに曲げたり。随所にRくんの頭がフル回転、その発想に驚かされました。
出来上がったものの見栄えよりも、こうやって作業する中で見つけた発見、工夫の過程こそが学びです。学ぶ楽しさってここにあるんでしょうね。同じものしか作らない作品展ではなく同じものがなく、それぞれが違う作品展。違いを比べるのではなく、違いの中にそれぞれの良さをみつけて共感して頂けるとうれしいです。
どの絵にも作品にもそんな過程が詰まっています。子どもたちの話を聞きながら、子どもたちの思いを見つけながら、作品展楽しんでいってくださいね。
2月10日 9:00~15:00
11日 9:00~14:00 お待ちしています!!